【絶対契約NG】学資保険のデメリット5選について元生保社員が徹底解説

今回は学資保険デメリット5選」について解説します。この記事は5分で読めます。

カケル

子供が生まれたら学資保険に加入するのが当たり前!と思っている方はいませんか?

ご近所さんはみなさん加入していますよ?

カケル

その考えは危険です。学資保険は「絶対に契約してはいけない保険商品」です。

学資保険」は契約途中で解約する人が15%以上もいるという事実があります。

「学資保険」に加入するかどうかお悩みの方のために、「FP2級保持、元生命保険会社の社員で家計管理のプロであるブログ管理人」が「学資保険のデメリット5選」について、生命保険会社しか知らないデータも出しながら、分かりやすく徹底解説します。

この記事を最後まで読めば、「学資保険が契約するべきではない保険商品ということがはっきり分かるはず」ですので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事はこんな人にオススメ
  • 「学資保険」を知らない人
  • 「学資保険」の加入を検討している人
  • 「学資保険」を契約中の人
この記事の結論

「学資保険」は契約するべきではない保険商品

【学資保険のデメリット5選

  • 途中で解約すると大きく元本割れする
  • 満期まで資金が拘束される
  • 返礼率が圧倒的に低い
  • インフレに弱い
  • ドアノック商品のため、その他の保険営業を受ける
この記事で分かること
  • 学資保険とはそもそも何かについて
  • なぜ学資保険を契約してはいけないのか?
  • 既に契約中の人はどうすべきか?
  • 未加入(検討中)の人はどうすべきか?
目次

学資保険とは?

「学資保険」とは子どもの教育費を準備する手段として生命保険会社が販売している商品です。

子どもが約18歳になるまで、毎月一定額や全期間一括(全期前納一括払い)など、保険料を支払うと満期時に「払い込んだ保険料+5~10%程度増えた状態(返礼率105~110%)で満期保険金が受け取れる」のが特徴です。

また、契約者(親)の死亡時には保険料の払い込みはストップし、保険金を満額受け取ることが可能なため、保険としての要素も兼ね備えた商品です。

学資保険はいつから加入出来るのか?

お子様の年齢が「0~6歳前後」が加入条件となっていることが多いです保険の満期はお子様が17歳、18歳もしくは22歳に設定されていることが多いです。

また、妊娠中に加入出来る商品もあり、その場合「出産予定日の140日前」から加入出来ます。出産後はバタバタで契約などゆっくり話を聞けないという人は妊娠中に契約する人もたまにいます。

流産や死産の場合、払い込んだ保険料は全額返金されます。

保険料はどれくらいか?

保険料は契約者の年齢と子どもの年齢、払い込み方法によって変わります。

払い込み方法で一番契約数が多いのが月払いで、毎月1万円前後ぐらいのイメージです。

全期間一括払い(全期前納一括払い)は18年間分などの保険料を一括で前払いするため、生命保険会社は保険料を長く運用することが可能です。そのため、返礼率は最も高くなります。(返礼率110~120%)

返礼率はどれぐらいか?

学資保険の返礼率は現在かなり少なくなっており、105%未満がほとんどです。全期前納払いでも110%がせいぜい良いところでしょう。


【例題】フコク生命の学資保険

契約者(30歳)、子ども(0歳)、保険料払込期間11年間

毎月の支払保険料:14,354円

保険料合計:1,894,728円(14,354円×12ヶ月×11年)

満期保険金:2,000,000円(18歳時に100万円、22歳時に100万円受け取り)

返礼率:2,000,000円÷1,894,728円×100=105.5%

保険金の受け取り方は?

子どもが17歳or18歳になる時に「全額一括で受け取るタイプ」や、下記のように「分割で受け取るタイプ」など、保険会社の商品ごと多岐に渡ります。

学資保険のメリット

  1. 強制的に貯蓄出来る(貯金が浪費癖のある人には良いかも)
  2. 生命保険料控除を受けられる(微々たる額です)
  3. 契約者(親)が亡くなった時に保険料の払い込みが免除され、満額保険金を受け取れる
  4. 払い込んだ以上にお金を受け取れる(銀行に預けるよりはマシ)

学資保険のデメリット

  1. 途中で解約すると大きく元本割れする2番目のデメリット
  2. 満期まで資金が拘束される
  3. 返礼率が圧倒的に低いこれが最大のデメリット
  4. インフレに弱い
  5. ドアノック商品のため、その他の保険営業を受ける

学資保険のデメリット5選について

まず、なぜ学資保険は契約すべきでないのか?

結論から申し上げると、「デメリットが多すぎるからです。ここからは学資保険のデメリット部分を掘り下げていきます。

途中で解約すると大きく元本割れする

生命保険会社内部の人間しか知りませんが、学資保険の途中解約は約15%程度です。

最初は貯蓄目的で学資保険を契約しても、思っていた以上に子ども関連でお金がかかったり、両親の収入状況が変わり、お金が必要となってやむなく途中で解約する人が10人に1.5人以上いるということです。

学資保険は「加入した時点で途中解約すると損をすることが確定している商品」ということを覚えておきましょう。

満期まで資金が拘束される

貯蓄に余裕がある人にとっては関係ないことかもしれませんが、不慮のことで急にお金が必要となった時、資金拘束されており、元本割れするので解約は心理的にしづらいです。

しかし前述の通り、10人中1人以上は途中で解約しているという事実をお忘れなく。

返礼率が圧倒的に低い

【例題】フコク生命の学資保険

【例題】契約者(30歳)、子ども(1歳)、保険料払込期間:16年間、毎月の保険料:10,246円

この商品の場合、保険金の受取は17歳と22歳でそれぞれ100万円(合計200万円)です。

返礼率:2,000,000円÷1,967,232円(10,246円×12ヶ月×16年)×100約101.6%元本からの増加率1.6%


【毎月10,000円を積み立てし、年3%の投資で複利運用した場合】

積立元本:10,000円×12ヶ月×16年=1,920,000円

運用益:540,427円(計算内容は省略)

合計:1,920,000円+540,427円=2,460,427円

元本からの増加率:2,460,427円÷1,920,000円×100-100=28.1%


毎月約1万円を保険料として預けるか、自分で優良な投資信託を毎月1万円購入して運用するかでここまで差が出ます。

学資保険の返礼率は圧倒的に低いのが分かって頂けますでしょうか?

インフレに弱い

学資保険は契約した段階で将来的に受け取れる額が確定しているいう意味ではメリットですが、インフレリスクがあります。

「インフレ」とは今まで100円で購入出来ていた物が、120円でしか買えないというように「お金の価値が下がり価格が高くなること」です。昔は缶ジュースが100円だったのが今では120円など、身近に感じることはありませんか?

下記の図は国立大学、私立大学の授業料の推移です。見て頂くと分かる通り、大学にかかる教育費用はどんどん増加しており、今後も増加の傾向にあります。

教育費用のインフレは大きく、学資保険で増える分では補えません。

ドアノック商品のため、その他の保険営業を受ける

「ドアノック商品」とは簡単に売り込みが出来て、売りやすい商品のことです。生保レディは子どもが生まれたタイミングで教育費用など、お金の不安を煽り、簡単に契約させるのです。(教育費のインフレの話は伝えません)

学資保険に加入すると解約しない限り、契約中の17年間は事あるごとに新商品やその他の保険営業を受けることになります。

また、手土産などを貰うこともあり、「何か保険に入らないと悪いな」という心理に陥り、無駄な保険に入ってしまう人がいますのでご注意ください。

生保レディが使う心理テクニックとは?

既に学資保険を契約中の人はどうすれば良いか?

元本割れしますが、基本的には今すぐ解約です。ただし以下のように判断してください。

  • 保険金の受取時期まで6年以内の人→そのまま
  • 保険金の受取時期まで6年以上の人→すぐに解約し、解約金で投資信託を購入する

保険料を全期前納一括払いで支払い済みの場合、最も返礼率が高くて110%~120%ありますが、それでも残り10年とか運用出来るなら、長期投資の凄さを深く知っている私は、元本割れしても解約します。

学資保険を未加入(検討中)の人はどうすべきか?

答えはズバリ「学資保険に加入せず、その分を投資信託の購入と掛け捨ての生命保険料に充てる」です。投資なんて怖いしよく分からないって人は下記記事をご覧ください。

投資の始め方はコチラ

Q&A(質問まとめ)

投資をして学資保険以上にお金が増える保障がないのでは?

(注意)積立投資は綺麗に毎年右肩上がりでずっと増える訳ではなく、含み損も経験しながら15年以上続ければ結果的に年3~6%程度で増えていたという計算になる。

→王道のインデックス投資なら、過去の統計上、15年以上続ければ損はせず増えるデータあり。

インデックス投資についてはコチラ
②投資信託の積立投資をするとして、保険の満期と同じぐらいの17年後にコロナのような暴落が来たら?

運用期間が15年とは言わず、その手前でも20%以上含み益になったら決済して、続きは貯蓄(毎月1万円貯金など)に切り替えればOK。また、一括で全部売却する必要はないので一部だけ売却し、残りは引き続き運用というプランでも良いと思います。

③契約者(親)が亡くなった時は満額保険金が受け取れるので、学資保険の方が良いのでは?

学資保険は「超低利回りの投資信託と保障の薄い生命保険のセット」ということをまず理解しましょう。そして、投資と保険は分けるべきです。

仮に満期で300万円受け取れる学資保険に入る場合、親の死亡時には300万円受け取れます。
同等の生命保険を考えると、例えば以下のようなプランに入れば問題ありません。

ライフネットの定期死亡保険(契約者:30歳、保険金額最低:500万円、保険期間:20年)の場合、月々の保険料はたった834円です。

積立額10,000円の内、9,100円は積立投資に充て、834円は生命保険を別契約というプランが最適解でしょう。

(注意)生命保険は学資保険相当分で計算しています。実際にはこれだけは残された家族の生活費なども必要ですので、保障額は調整しましょう。

生命保険の選び正しい選び方はコチラ

「学資保険の真実について」のまとめ

  1. 学資保険のメリットはほぼないに等しい
  2. 学資保険は基本的に解約し、投資信託の積立に充てるべし
  3. 学資保険とは「超低利回りの投資信託と保障の薄い生命保険のセット商品」が真実
  4. 投資と保険は分けるべし

生命保険営業をしている人がこの記事を見たら手の内を書くな!と怒られそうですが、「無駄な保険に入って家計が圧迫されている現実」をFPとして相談を受ける度に見るので、本音を書きました。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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